マンション売却の仲介会社を選ぶ時、大手の不動産仲介会社と地域密着型の中小不動産仲介会社のどちらを選ぶのが良いのか、悩む方も多いと思います。
我が家は実際に両方のタイプの仲介会社に仲介を依頼経験した経験があります!
この記事では我が家の経験からそれぞれのタイプの会社の利点と欠点について比較し、ニーズに合った選択をするためのポイントを探っていきます。
とはいえどちらのタイプの仲介会社を利用して良かったかの判断基準は、最終的には売却金額の高さになりますよね。
エリアや築年数が異なるので単純な比較は難しいですが我が家の実体験で言うと、
3回の売却を行った中で、最も売却益が高額だったのは中小の不動産会社でした。
・大手不動産会社の特徴
・地域密着型の中小不動産会社の特徴
・大手と中小どちらを選ぶべき?
なお、あくまでも私が仲介を依頼した会社での経験をもとに書いているため、全ての会社に当てはまる訳ではないことをご了承ください。
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1. 大手不動産会社の特徴
まず大手の不動産仲介会社の特徴を解説します。
大手不動産会社の強み
1.ブランド力
大手企業は一般的に広く知られ、高い信頼性を持つ。
そのため、購入者や売り手からの信頼を得やすい。
2.多様なリソース
大手企業は広範なリソースを持ち、広告・マーケティング、テクノロジー、法務などの分野で強力なサポートを提供できる。
3.手続きのスムーズさ
売却活動に関わるプロセスが標準化されているためスムーズに手続きが可能。
圧倒的なブランド力で広く知られていることからも、顧客としては安心して依頼できますよね。
知名度の高さによる安心感だけでなく、売却をよりスムーズに進めるために必要なサービスを提供してもらえるなどのも強みとしてあげられます。
大手不動産会社の弱み
1.個別対応の限界
大規模な組織は効率的ですが、個々のニーズへの対応が遅れる場合がある。
2.個別の地域知識の不足
大手企業は全国規模で展開しているため、特定の地域に関する詳細な知識には中堅会社に劣る場合がある。
会社の規模が大きい分担当者が抱える案件も多い傾向にあることから、個々への対応が遅れることもあります。
実際に大手不動産会社を利用してみた印象
実際に大手の不動産仲介会社に仲介を依頼しましたが、建物の設備検査、HPに載せる写真のCG加工など大手ならではのサービスを提供しており、売却活動に関するパンフレットや口頭での説明も分かりやすく丁寧でした。
手続きもスムーズで分からないことも質問すればすぐに回答をもらえましたし安心して任せることができます。
特に私が依頼した仲介会社では売却後に税理士に無料で相談することができ、確定申告の際には計算方法や書くべき書類など様々な質問をして税金に関する悩みを解消することもできました。
こういったアフターサービスも大手ならではのメリットだと感じました。
ただしターミナル駅などにある支店の場合は対応物件が多いのか、メールの返信が遅いなと感じることもありました。
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2. 地域密着型の中小不動産会社の特徴
次に中小不動産会社(地域密着型)の不動産仲介会社の特徴を解説します。
中小不動産会社の強み
1.地域知識とカスタマイズされたサービス
中堅会社は特定の地域に深い知識を持ち、個別のニーズに合わせたサービスを提供できる。
2.迅速な対応
組織が小さいため、要望や問題に対する対応が早い傾向にある。
3.パーソナルなアプローチ
エージェントが顧客と直接関わる機会が多く、よりパーソナルな関係を築けることがある。
地域に根ざした不動産会社のため、特定地域への圧倒的な情報量が強みとしてあげられます。
中小不動産会社の弱み
1.リソースの制約
大手企業に比べてマーケティングやテクノロジーの分野で制約がある場合があります。
2.信頼性の課題
ブランド力が大手企業に比べて劣るため、初めての顧客にとっては信頼しにくいことがあります。
大手と比較して規模が小さいことから、設備検査や独自のサービスなどを行なっていなかったという側面がありました。
恐らく特定の地域ではそれらのサービスを提供せずとも顧客が確保できるほどの存在感があったということかもしれません。
実際に中小不動産会社を利用してみた印象
地域密着型の中堅会社にも仲介を依頼したことがありますが、私が依頼した仲介会社は特定のマンション群に圧倒的な強みがありました。
そのため過去にそのマンションへの住み替えを検討していた顧客の大部分を把握しているためすぐに購入検討者に連絡が取れ、内見・契約へとものすごい速さで進みました。
また物件の近くに拠点があり書面は郵送ではなく直接ポストに投函しにきていたため、書類のやり取りが早かったです。
また当然マンションや地域の知識も深くこちらから多くを説明しなくても物件の特徴などを把握していたため内見者への説明もしっかりしていました。
ただし、担当者がIT系の知識に乏しいと感じることが多々ありました。
電話での連絡はすぐにつくのですがメールにあまり慣れていないようでメールでの連絡には時間を要する、またインターネットの設備のことがあまり分かっていないようで上手く説明できない、などテクノロジー面では大手に劣るなと感じる場面がありました。
また大手の不動産仲介会社にあるような設備検査や保証をつけたりといったことはなく、ただ物件の仲介に徹していました。
やりとりしている雰囲気もふわっとしていて、大手のようにかっちり堅実に進めるというよりはゆるい雰囲気なのが印象的でした。
自分が購入する時と売却時に他の人が購入する時とで異なる担当者だったのですが、紹介する銀行も異なるなど担当者によって進め方や内容も変わってくることがありました。
大手と中小どちらの不動産会社を選ぶべき?
実際に両タイプの仲介会社に依頼して感じたメリット・デメリットから、どちらを選択するべきかをまとめます。
地域密着型の中小を選ぶと良い人
・早く売却したい
・仲介に付帯のサービスは求めない
・型にはまらないコミュニケーションが望ましい
大手を選ぶと良い人
・堅実、確実に手続きを進めたい
・仲介に付帯のサービスを利用したい
・大手の安心感が欲しい
・そもそも地域密着型の中堅会社がない
個人的なおすすめは「地域密着型の中小仲介会社」です。
実際、やり取りがユルく大丈夫かな?と思うところがあったり大手のようなサービスがなかったりとデメリットはありました。
一方で「顧客を掴んでいること」の強みは大きく、そもそも売却できるのかという部分であまり心配がありませんでした。
そういった仲介会社がない場合は大手に依頼するのですが、もし選べるのであれば地域密着型の仲介会社に依頼したいと考えています。
(もちろん知らない会社であればまず話を聞いてから信頼できそうか判断します)
また実体験の中で、大手仲介会社は仲介手数料の値引き交渉が可能だった一方、中小の仲介会社では交渉できませんでした。
地域密着の中小不動産会社は、そのエリアでの売却実績が多いことからも仲介料の値引き交渉に応じる必要がないのではと感じました。
まとめ:一括査定サイトを利用して大手と中小の比較が可能!
この記事では大手と地域密着型の中堅の不動産仲介会社にそれぞれ仲介を依頼した経験からそれぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。
大手不動産会社の強み
1.ブランド力
高い信頼性と安心感の提供
2.多様なリソース
強力なサポート体制
3.手続きのスムーズさ
標準化されたプロセス
中小(地域密着型)不動産会社の強み
1.地域知識とカスタマイズされたサービス
特定地域への深い知識
2.迅速な対応
個別の要望や問題への対応が迅速
3.パーソナルなアプローチ
パーソナルな関係の構築
最終的な選択は、皆さんの目標やニーズ・優先事項に基づいて行うことが重要です。
信頼できる不動産会社を選ぶ際には、一括査定により複数社の比較を行った上で判断すると良いでしょう!
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一括査定では、売買6社+賃貸3社の最大計9社から査定結果が届きます。
我が家も一括査定を依頼した上で、登録のない店舗に関しては別で査定依頼を行いました。
仲介会社との相性だけでなく、担当者レベルでの相性はもちろんあると思うので、可能な限り複数社で比較するとより安心して売却活動に臨めます。
自分に合った不動産会社を選ぶことでスムーズな売却をスタートしましょう。
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