間取りも確定し、契約に向けて2度目の概算見積が出てきました。
どうしてもこだわりたい部分以外は標準仕様にして金額を抑えめにしようと話していた我が家。
ところが設計打ち合わせが始まるとあれもこれもとどんどんオプションが増えていき…
気がつけばオプション仕様への変更が多々生じていました
・オプション仕様への変更を決めた判断基準
・我が家が追加したオプション仕様・差額と選択の理由
間取りや仕様を決めていくうちにやりたいことが増えていった結果、一体いくらのオプション費用が発生したのか紹介していきます!
※外構工事費用や一部家具屋さんに依頼する費用は別契約となるため今回紹介する概算見積もりのオプション仕様の金額の中には含まれていません。
【2024年末に注文住宅が完成予定!】
アラサー夫婦+1歳娘+ネコ2匹の5人暮らし
3度のマンション購入&売却を経験
娘とネコが楽しく過ごせる家づくりを目指してます
住宅メーカー:県民共済住宅(建設地は埼玉県内に限定)
敷地面積は30坪弱、延床面積は約33坪
2023年度末に契約、2024年5月に着工予定
<こんな家を建設予定>
3LDK+書斎/アイランドキッチン/2階リビング/広々LDK/3帖ファミクロ/猫用DIY
オプション金額と一覧
オプションとして採用した一覧とその金額は下記のとおり。
※外構工事費用や一部家具屋さんに依頼する費用は別契約となるため今回紹介する概算見積もりのオプション仕様の金額の中には含まれていません。
オプション項目 | 金額 |
---|---|
仮設・基礎工事など | 1,435,879円 |
木工事の大工 | 832,766円 |
木工事(建材)・組積工事 | 2,377,155円 |
建具工事 | 349,680円 |
キッチン | 1,059,440円 |
給排水設備・電気設備工事など | 2,319,700円 |
資材センター取扱 | 46,200円 |
合計 | 8,420,820円 |
当初の予定よりかなりの額の上振れとなりました。
金額の明細については後ほど紹介していきますね。
オプション仕様への変更を決めた判断基準
我が家がオプション仕様への変更を決めた際の判断基準は以下の4点。
・土地の性質上必要なオプション仕様への変更
・性能や機能面への影響の程度
・デザイン・仕様へのこだわり
・家が建った後のメンテナンスの有無
それぞれ見ていきます!
土地の性質上必要なオプション仕様への変更
安全な建物を建てるためにも適切な基礎計画を行う必要がありますが、我が家では土地の地盤解析を行った結果、地盤対策が必要との結果が出てきました。
それに伴い建物本体外工事として杭工事がオプションで発生することになりました。
このように実際に調査を行った結果、土地に合った工法を用いた工事を行う必要が出てくる可能性があります。
これらの工事は高くなる傾向にありますが、地盤自体の強度が保証されないことには建設できないということになるので、オプション仕様への変更となります。
性能や機能面への影響の程度
続いて性能や機能面への影響の程度によっては、初期投資としてオプション仕様を入れることになりました。
例えばガス給湯器をハイブリッド給湯器にするのもオプション仕様への変更となります。
後ほどまた出てくると思いますが、なんとその差額は42万円…!
かなり大きい出費ではありますが、温水式床暖房を導入する場合にはハイブリッド給湯器への変更が前提となっているようです。
それだけでなく光熱費が抑えられることによるランニングコストの削減も見込まれることから導入に至りました。
デザイン・仕様へのこだわり
デザイン・仕様についてはオプション仕様への変更が多く出てくる項目だと思います。
勾配天井を採用・床材の変更・窓のハンドルをオペレーターハンドルに変更…など細かくみるとオプション変更している項目はかなりの数に。
とはいえデザインや仕様は日頃生活する中で最も目にする部分になり、こだわりたいポイントでもありますよね。
床材など後々の変更が難しくなる項目を優先してオプションを採用するなど、優先順位を付けて決めるのも手かもしれません。
家が建った後のメンテナンスの有無
そして大切なのが、家は建てて終わりではなくメンテナンスも重要であるということ。
より長く安全に住み続けるためにメンテナンスは必須、そのためには長期的視点で考えることも重要です。
例えば外壁をサイディングにするか、タイルにするか。
サイディングは標準でタイルはオプションとなりますが、我が家はタイルを選択しました。
この時点で170万円の差額が発生します。
かなり高額ですが、サイディングの場合は10〜15年に1度は補修が必要で足場を組んだりなど含めると100万円近くかかるとのこと。
一方でタイルは基本的に大きな修繕は必要ないことから、長い目でみるとタイルは経済的にも良いと言えます。
初期投資として高額になることは間違いないですが、数十年住み続けることを考えるとタイルを採用するという選択肢も出てくるかもしれません。
我が家が追加したオプション仕様・差額と選択の理由
それでは早速我が家が追加したオプション仕様の項目・差額と選択の理由を簡単に紹介していきます。
今回紹介するのはオプション仕様を採用したことで発生した差額分のみであり、工事にかかる全ての金額ではありません。
仮設・基礎・杭・タイル・構造に関する工事のオプション
仮設工事、基礎工事、杭工事タイル工事、木工事(構造)でオプション仕様を採用した項目は以下のとおりです。
オプション仕様 | 差額 |
---|---|
吹抜足場工事費(1式) | 27,000 |
勾配天井足場工事費(1式) | 27,000 |
玄関ポーチ土間コンクリート(超過分) | 21,420 |
深基礎(鉄筋込) | 120,565 |
基礎保護塗料施工費 | 6,500 |
ポンプ車割増 | 39,000 |
残土場外処分費 | 242,500 |
玄関ポーチタイル仕上げ割増費(超過分) | 19,219 |
制震システム(4本/1セットを3セット) | 177,600 |
建物形状割増/片流れ屋根(0.41坪分) | 13,325 |
鋼管杭打設工事(1式) | 741,750 |
合計 | 1,435,879 |
オプションとして差額が発生している項目をみると、施工面積が標準より広いために割増費となっているものや、勾配天井を採用することで足場が追加されるために発生しているものになります。
他には、耐震性を上げるための制震ダンパーをオプションとして採用しています。
現時点で詳細は分かりかねますが、ポンプ車割増や残土処分費などオプションとして追加で発生してくる費用も出てくるようです。
木工事(大工)
続いて木工事の大工で採用したオプションは以下のとおりです。
オプション仕様 | 差額 |
---|---|
勾配天井(5.42坪) | 268,832 |
2母家上り割増(8.04m) | 93,264 |
吹き抜け(0.49坪) | 65,170 |
造作バルコニー(0.2平米) | 10,600 |
間仕切り(3枚) | 31,200 |
造付化粧棚(32.4m) | 97,200 |
内部スリット(4ヵ所) | 22,000 |
カウンター取付(3ヵ所) | 19,500 |
小屋裏収納(1.5坪) | 225,000 |
合計 | 832,766 |
木工事(大工)とは、木材の加工や取り付けにより工作物を築造したり工作物に木製設備を取り付ける工事を指します。
我が家の場合は、
・勾配天井
・小屋裏収納のスペースを確保した
ことにより金額が大きくなっています。
実際に間取りを検討している中ではまだ金額感の話が出てこないため、実際に概算見積もりを見るまではいくらかかるのか分かりませんでした。
実際に概算見積もりが出てきた際に、やりたいことと金額が見合っているか確認する必要が出てきます。
木工事(建材)・組積工事
木工事(建材)・組積工事で採用したオプションと金額は以下のとおりです。
オプション仕様 | 差額 |
---|---|
床材→ウッドテックに変更(16坪) | 288,800 |
2階床暖房用工事費(13坪) | 224,250 |
床暖房下地施工割増(2.5坪) | 14,675 |
6尺枕棚追加(1枚) | 5,100 |
6尺パイプ追加(1本) | 2,300 |
3尺枕棚追加(2枚) | 8,400 |
3尺パイプ追加(2本) | 4,600 |
アームハング可動棚(3セット) | 69,000 |
ニッチ(1ヵ所) | 10,000 |
軒天材色違い(19.87坪) | 19,870 |
壁下地補強割増(3ヵ所) | 15,600 |
外壁にタイルを採用(214.32平米) | 1,714,560 |
合計 | 2,377,155 |
こちらも金額の大きなところで言うと、
・床材変更
・2階床暖房用工事費
・外壁をタイルに変更
がかなりの割合を占めています。
まず床材については、2階の床材をウッドテックのブラックウォルナットに変更したことで29万円ほどの差額が発生しました。
我が家は2階リビングとしているため、費用削減のため2階のみオプションの床材とし1階は標準の床材でなるべく色味の濃いものを採用しました。
続いて2階床暖房用工事費について、設置フロアが1階か2階かでどの程度の差額が発生するのかは不明ですが、2階に13坪分の床暖を採用することで22万円ほどの差額が発生するとのこと。
そして最も大きい割合を占めるのが外壁にタイルを使用するオプションを採用したことによる171万円の差額です。
標準のサイディングを使用すれば差額なしで済むところをタイルを使用することで急に金額が跳ね上がるため、採用するかは迷いました。
ですが建った後のメンテナンスを考えた結果、初期投資として払う余裕があれば長期的に見れば経済的だということでタイルを採用することになりました。
建具工事
建具工事で採用したオプションと金額は以下のとおりです。
オプション仕様 | 差額 |
---|---|
アウトセット引き戸パネル(1セット) | 15,000 |
洋既製建具鍵割増(1ヵ所) | 5,980 |
洋室ガラス欄間(1ヵ所) | 21,000 |
室内アルミ建具2枚引違戸(1ヵ所) | 67,200 |
電動シャッター(2ヵ所) | 106,300 |
オペレーターハンドルに変更(1ヵ所) | 13,000 |
すべり出し窓(3本) | 121,200 |
合計 | 349,680 |
これらの中で金額の大きいものとしては、
・建具の追加発注
・シャッターを電動に変更
・窓の種類変更
による分の差額発生。
これらについては、「標準内で収まる数量・シャッターを手動に・窓も標準仕様内にする」ことで差額なしにすることができます。
また細かい部分で言うと、洗面所の扉に鍵をつけるなどのオプションも採用しました。
キッチン
キッチンで採用したオプションと金額は以下のとおりです。
オプション仕様 | 差額 |
---|---|
食器棚(1式) | 349,180 |
キッチン2階設置割増費(1式) | 16,300 |
食器洗い乾燥機(1ヵ所) | 163,800 |
浄水機能付タッチレス水栓(1ヵ所) | 10,000 |
食器棚2階設置割増費(1式) | 9,000 |
アイランドへ仕様変更(1式) | 253,500 |
シンク小物(1式) | 6,760 |
レンジフードリモコン(1式) | 1,300 |
ワークトップ変更(1式) | 122,200 |
アルミレール引手(1式) | 6,500 |
背面フル収納(1式) | 120,900 |
合計 | 1,059,440 |
各項目の詳細については以下の記事で紹介しています。
タカラスタンダードを採用した我が家ですが、最も金額の大きかった仕様変更がアイランドへの変更です。
とはいえカップボードも含め設定していた予算100万円に近い金額となったのは一安心でした。
アイランドキッチンにしたい方で予算100万前後としている方にはタカラスタンダードのキッチンがおすすめです!
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給排水設備工事・電気設備工事・外部給排水工事
給排水設備工事・電気設備工事・外部給排水工事で採用したオプションと金額は以下のとおりです。
オプション仕様 | 差額 |
---|---|
ハイブリッド給湯器(1セット) | 420,000 |
温水床暖房(1式) | 322,600 |
床暖房施工材料費(3ヵ所) | 50,700 |
洗面化粧台1台追加分(1台) | 135,600 |
マルチメディア配管(1セット) | 45,000 |
エアコン6帖タイプ(1台) | 90,800 |
コンセント等予備費(1式) | 300,000 |
エアコン室外機位階工事(1台) | 18,000 |
外部給排水工事(1式) | 937,000 |
合計 | 2,319,700 |
これらの中で金額の大きかった項目が、
・ハイブリッド給湯器への変更
・温水床暖房
・外部給排水工事
の3つです。
コンセント等予備費に関しては契約後の打ち合わせにて詰めていく内容のため、現時点では予備費として30万円が見積もられています。
ハイブリッド給湯器は温水床暖房を採用したことにより標準のものからオプション仕様へと変更になりました。
そのため床暖房を採用する時点で給湯器の変更は出てくることから、セットで考えるとかなりの額になります。
そして外部給排水工事については敷地内の給排水管の工事として必要な工事であり、オプションとなる理由は不明ですが、94万円ほどの金額がかかってくるようです。
資材センター取扱
資材センター取扱で採用したオプションと金額は以下のとおりです。
オプション仕様 | 差額 |
---|---|
室内用物干し竿(1本) | 3,800 |
可動棚部材(9セット) | 4,600 |
集成カウンター(2ヵ所) | 26,800 |
洗面台脇キッチンパネル(1ヵ所) | 11,000 |
合計 | 46,200 |
洗面所の作業台や猫用のカウンターとして造作する部分の部材など、追加で必要となる資材分の差額となります。
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まとめ:選択するオプション仕様が建物価格を大きく左右する!?
本記事では我が家が採用したオプション一覧とその金額について紹介していきました。
全て足し合わせるとその額およそ842万円…!
想像以上にオプションでかかる費用が高額になっていることが判明しました。
中には給排水工事や杭工事・基礎工事などの選択せざるを得ないオプション仕様も含まれていますが、とはいえかなりの金額ですよね。
その中でも外壁のタイルやキッチンは標準にすることで270万円ほど減額することができますね。
また2階には一部スキップフロアのような構造を採用していることから、それに伴う工事費の増加も大きな金額となっています。
とはいえ恐らく人生で1回の注文住宅による家づくり、妥協しすぎたくはないですよね。
建った後では変更が不可能・難しいものを優先しながら、予算に近づけるようオプション仕様を選択するかどうか検討する必要がありそうですね。
コメント
コメント一覧 (3件)
はぎめまして。いつも参考にさせていただいてます!!
今打ち合わせ中なのですが、縦すべり窓3本で12万とのことですがこれは標準外のサイズのものを3本追加ということでしょうか?m(__)m
小窓が標準枚数から結構はみ出そうで、標準のサイズだったらはみ出た分は1枚いくらになるのかと気になっています。
次の打ち合わせがまだまだ先なので、もしご存知でしたら教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
はじめまして。
本ブログを参考にしていただいているとのことありがとうございます!
ご質問いただきました窓3ヵ所ですが、標準外のサイズを採用した結果、3ヵ所合計約12万円のOP費用が発生しました。
ちなみにいずれも「ヨコスリム すべり出し 160023型」を採用しています。
ご回答になっておりましたら幸いです。
窓に関する記事も更新していきますね!
ご質問ありがとうございました!
お忙しいところ返信ありがとうございます!m(__)m
大変参考になりました!!
窓もなかなかいいお値段するのですね。。!!
今後ともぜひ参考にさせてください!
更新楽しみにしております。