我が家は2匹の猫と暮らしていますが、第一子(娘)が誕生するにあたり、猫と赤ちゃんの共存に向けていくつかの事前準備を行いました。

新生児と猫との同居は本当に大丈夫かな…
と心配になることもありましたが、娘も無事に1歳半を迎え2匹の猫とも仲良く生活できています。
赤ちゃんが家にやってくるというだけでもかなりの不安を感じる中で、猫との同居を想像して心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、猫と赤ちゃんが同居するために我が家が行った事前準備を紹介していきます。
・些細な変化に気付くために健康状態を把握する
・猫が快適に暮らせる環境づくりを考える
・赤ちゃんが安全に過ごせる環境を整える
猫・赤ちゃんにとって居住空間を整えておくことは、その後の生活を快適かつ安全に過ごすために重要なのでぜひ参考にしてみてください。
我が家で暮らす2匹の猫を紹介!
最初に我が家で暮らす2匹の猫ちゃんを紹介します。
正反対な性格を持つ猫たち
左の猫がベンガルのオスで2021年生まれ、右の猫がノルウェージャンフォレストキャットのオスで2018年生まれです。


我が家の猫ちゃんの性格はというと…
ベンガルのオス1歳の性格
- 好奇心旺盛で活発
- 光や影に反応して飛びかかる
- 高所へジャンプ、高所から飛び降りる
- 興奮すると引っ掻いたり噛みつく
といった具合で、運動神経が良く活発な性格をしています。
娘が生まれる時点では1歳でやんちゃな一面もあるので、共存を考える上での懸念点も多々ありました。
ノルウェージャンフォレストキャットのオス5歳の性格
- おおらかでのんびり屋
- 甘える時や寝る時は身体の上に乗っかる
穏やかな性格をしているため、赤ちゃんを攻撃するなどの心配は感じていませんでした。
一方で身体の上に乗って甘えるのが好きな性格なので、赤ちゃんとの距離感については少し心配でした。
猫の性格や行動を知っておくことが大切!
猫ちゃんは種類によって性格が違うとも言われていますが、個体差があるので飼い主にしか分からない性格があります。
普段家族といる時の様子だけでなく、来客時などにどういった行動をとるかなども注意深く見ておきましょう。
例えば「猫が活発になるタイミングと場所などを把握しておく」ことにより、赤ちゃんが日中に過ごす空間を絞り込んでいくことができます。
このように、状況に応じて適切に対策を講じていくことができます。
事前準備を始める前に、まず猫ちゃんの性格と1日の行動パターンを書き出してみるのもおすすめです。
それでは実際に行った事前準備を紹介していきますね。
些細な変化に気付くために健康状態を把握する
まずはなんと言っても猫の健康管理が第一優先。
日常的に猫の健康状態を把握しておくことで些細な変化に気付くことができます。
病院での定期検診に加えて、自宅でも日々確認しておくと良い項目を紹介していきます。
定期検診で健康状態をチェック
赤ちゃんが来ることによる環境の変化やストレスで体調を崩しやすくなることも考えられるので、事前に健康状態を把握しておくことが重要です。
そのために最低でも年に1回は健康診断を受けておくと安心です。
頻度や検査項目は猫の健康状態に応じて、獣医さんと相談しながら決めると良いでしょう。
人間と同じで、定期検診を受けることが早期発見・早期治療につながります!
必要な予防接種を受ける
猫の健康を守るためにも、定期的な予防接種も欠かさず行いましょう。
我が家の猫は室内飼育のため3種混合を接種しています。
飼育環境によって接種するワクチンの種類が変わってくるので、獣医さんに相談して決めましょう。
食事量と水分摂取量を把握する
1日2回の食事を与える方が多いと思いますが、毎回どのくらいの量・ペースで食べているかを確認しておきましょう。
またお水の減りのペースも同時に把握しておくと安心です。
「食べる量が減った」、「いつもよりも食いつきが良くない」、「水の減りが遅くなった」などの変化から、猫の体調不良に気づいてあげることができるかもしれません。
環境の変化により食欲不振となる猫もいるので、「いつもと違う」という飼い主だからこそ分かる変化を見落とさないことが大切です。
トイレの状況を確認
そしてトイレの状況についても、清掃時には気にして見るようにしましょう。
定期的に排泄しているか、量や質はいつも通りかという点について確認します。
猫のコンディションを把握する上ではかなり大切な指標になるので、毎日欠かさず確認するようにしましょう。
猫が快適に暮らせる環境づくり
赤ちゃんが来ることによる環境の変化は、猫にとって大きなストレスを感じることになります。
少しでも猫のストレスを減らせるよう自宅の環境を今一度見直してみましょう。
隠れ家を準備する
すでに猫が安心して過ごせる居場所があるという方も、改めて場所が適切か確認しておきましょう。
普段からくつろいでいる姿が見られる場所に猫用のベッドや隠れ家となるボックスなどを置いてあげると良いかもしれません。
また赤ちゃんが来ると泣き声で騒がしくなるので、静かにくつろぐことのできる居場所も作ってあげましょう。
トイレの位置は静かな場所に
排泄に集中できるようにトイレの位置は赤ちゃんが過ごす空間からはなるべく遠い場所に置くと良いです。
赤ちゃんの泣き声で集中できなくなったり、排泄の頻度が減ってしまうと病気の原因にもなります。
猫の体調の異変を見つける上でも重要な役割を果たしているので、安心できる静かな場所に設置しましょう。
とはいえ急にトイレの位置を変えてしまうことは猫にとっても負担になります。
まずは新たに設置する場所にトイレを置き、そこでできるようになったら元からあったトイレを撤去するという方法をとると良いでしょう。
意識的に遊ぶ時間を増やしておく
赤ちゃんが家に来ると、どうしても猫と過ごす時間が減ってしまいます。
猫にとって遊びは飼い主との大切なコミュニケーションでストレス発散の役割もあります。
その時間をしっかり確保する意識を持つために、赤ちゃんが家に来る前から猫に向き合う時間を確保しましょう。
飼い主にとっても猫と過ごす時間は幸せな時間ですよね。
赤ちゃんをお迎えするまでは思う存分、素敵な時間を過ごしておきましょう。
赤ちゃんを迎える準備
赤ちゃんを迎えるにあたり我が家で準備したことを紹介していきますね。
赤ちゃんが使う部屋を決めておく
まず最初に行ったのは、赤ちゃんが使う部屋を決めるということです。
そうすることで、「赤ちゃんが使う部屋にはトイレを置かない」「使わない部屋は猫のための居場所にする」など部屋の割り当てを考えることができます。
我が家の場合は赤ちゃんは日中はリビングで夜は主寝室を使うことに決め、それ以外の部屋に爪とぎや隠れ家を用意しました。
猫のトイレを清潔に
猫にとって赤ちゃんのいない静かな空間にトイレを置くことをおすすめしましたが、衛生面の考慮も大切です。
砂の入れ替えだけでなく、トイレ本体も定期的に洗い流して清潔にしておくと臭いも取れてきます。
全部の砂を新しくすると猫もびっくりするので、古い砂を少量残しておき新しい砂に混ぜてあげると良いでしょう。
爪や歯のケアとシャンプーのお手入れ
爪切りや歯のケアは自宅にて定期的に行いましょう。
我が家では爪切りは約10日に1度の頻度で行うようにしています。
爪が伸びた状態になると、猫にその気がなくても人に怪我をさせてしまう恐れがあります。
赤ちゃんの肌は弱いだけでなく傷から細菌が入ると危険なので、爪が伸びていないかの確認は定期的に行いましょう。
歯のケアについては、我が家では歯磨きスナックを与えるようにしています。
歯ブラシや歯磨きジェルなどケア用品は様々あるので、猫ちゃんに合った方法でデンタルケアを行えると良いですね。
また猫のストレスにならない頻度でシャンプーをしてあげましょう。
空気清浄機の設置
ペットを飼っている方は経験があるかと思いますが、どうしても臭いは発生してしまいます。
また猫の毛もかなり浮遊している状態なので、それらへの対策として空気清浄機を新調しました。
キャットタワーなど背の高い物は安全な場所に設置
キャットタワーや背の高い家具などの配置には注意しましょう。
猫は上下運動が得意な動物なので、想像以上の高さから飛び降りてきます。
リビングなど赤ちゃんのいる空間にキャットタワーなどを置く際は、赤ちゃんの近くに飛び降りてこない安全な場所へ移動しましょう。
また猫が飛び降りてくるような場所に赤ちゃんを寝かさないように注意することも大切です。
猫ちゃんの毛を可能な限り取り除く
特に長毛種を飼っている方はお分かりかと思いますが、猫の毛は無限に発生します。
少しでも抜け毛を減らすために、まずはブラッシングを定期的に行いましょう。
そして我が家では赤ちゃんが過ごす部屋は掃除機やコロコロを駆使して、可能な限り毛を排除しました。
赤ちゃんが猫アレルギーを発症する可能性も考慮し、赤ちゃんが使う寝具などに猫が乗らないよう注意しましょう。
まとめ:慣れるまでは猫ファースト!
今回は、猫と赤ちゃんが安全に共存するためにしておくべき事前準備について紹介しました。
猫の性格によって注意すべきポイントは変わってきますが、我が家では、
- 猫の健康管理を行う
- 猫が快適に暮らせる環境を整える
- 赤ちゃんのための空間づくり
といった準備を行いました。
先住猫にとって赤ちゃんがやってくることは大きな環境の変化であり、ストレスを感じやすい状況になるとも言えますよね。
飼い主が赤ちゃんに付きっきりになることが猫にとってはストレスになるので、意識的に一緒に過ごす時間を確保することが大切です!
我が家ではおもちゃで遊んだり一緒にお昼寝をしたり、赤ちゃんが来る前となるべく変わらない過ごし方ができたことが良かったと感じています。
赤ちゃんと猫の同居が上手くいくことを願っております。
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