いきなりですが、みなさんはお子さんの寝かしつけはどのようにしてますか?
月齢・年齢にもよると思いますが、抱っこ・暗い部屋で添い寝・寝落ちするのを待つなどなど、家庭によって寝かしつけの方法は様々ですよね。
我が家には1歳半になる娘がいますが、なかなか寝るまでのルーティンがつくれず悩んでいました。
そこで取り入れ始めたのが絵本の読み聞かせ。
絵本の読み聞かせを始めたことで、娘だけでなく親である私も良い影響を受けることができたと感じています。
・寝かしつけ前に絵本の読み聞かせをすると良い理由
・「だいすきだよ おつきさまにとどくほど」について
・「だいすきだよ おつきさまにとどくほど」のレビュー
について紹介していきます。
寝かしつけ前に絵本の読み聞かせをすると良い理由
寝かしつけ前に限らず、絵本の読み聞かせは子どもの成長に良い影響がたくさんあります。
- 記憶力や集中力の向上
- 豊かな感性を養う
- 読解力や言語能力を高める
- 親と子のスキンシップを深める
それぞれ見ていきましょう。
記憶力や集中力の向上
絵本を読むことでお気に入りのページができたり、読んでいる間はじっと聞いていてくれる場面が見られるようになった娘。
1歳を過ぎたばかりの頃はどんどんページをめくってしまい、ついには本の角をかじり始めるなどして読み聞かせどころではありませんでした。
しかし最近は好きな動物が出てくるページを覚えてきたようで、そのページを待ち望んでいる様子が見られるようになりました。
また読み聞かせている間は文章が途切れるまでじっと聞いてくれるようになり、記憶力・集中力に良い影響を与えてくれているように感じています。
豊かな感性を養う
そして絵本を読み聞かせることにより、豊かな感性を養えるとも言われています。
実際に自分のことで想像をしてみると、物語にハマって一気に本を読み進めているとき、自分がその世界に入り込んだ没入感を味わった経験があるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
子どもも同様に、絵本の読み聞かせを通じて自分の経験を絵本に出てくる登場人物と結びつけることで楽しんでいるようです。
またその想像の世界を楽しむ中で、悲しい・嬉しいなどの感情を学ぶことができます。
読解力や言語能力を高める
また絵本で使われている言葉は、丁寧で美しい言葉が使われています。
日頃の会話ではなかなか出てこない単語や言葉を耳で覚えて吸収していくので語彙力が増えるきっかけになります。
国語力を向上させるには読書が良いとよく言われますが、それと同様に絵本の読み聞かせにより読解力や言語能力を高めることができます。
親と子のスキンシップを深める
寝る前の読み聞かせは子どもだけでなく親にとっても大切な時間だというのを強く感じています。
子どもを膝の上に乗せたり隣に座らせ、同じ時間を同じ経験をしながら過ごすことは親子の信頼を深める大切なコミュニケーションになります。
そして読み聞かせで読んでいる本は、後ほど紹介する「だいすきだよ おつきさまにとどくほど」という絵本。
この絵本の読み聞かせにより、子どもが親からの愛情を受け取るだけでなく、親が子どもへの愛情を再認識できる機会にもなっています。
「だいすきだよ おつきさまにとどくほど」について
この絵本はアメリカで200万部を販売したベストセラー、2021年に日本語訳されたものが販売され<第13回リブロ絵本大賞入賞>も果たしました。
『だいすきだよ おつきさまにとどくほど』
絵:ティム・ワーンズ
文:アメリア・ヘプワース
訳:前田まゆみ
発行元:PIE International
絵本のフォーマットはB5判変型で、サイズは164×169mmとコンパクト。

小さな娘の手でも安心して持つことができるサイズです。
絵本のあらすじ
絵本では二匹のクマの親子が主人公として登場。
朝一緒に起きてから、お風呂で遊んだり山登りに行ったりじゃれあったり、そんな時間を過ごしているうちに夜になります。
夜空に浮かんだ月を一緒に眺めながら、親クマは子グマに愛おしい気持ちを伝えています。
親グマの子グマに対する愛情が溢れ出して、ちらっと読んだだけで少し涙しそうな、そんなお話になっています。
「だいすきだよ おつきさまにとどくほど」のレビュー
たまたま寝かしつけに良さそうな絵本を書店で探している中で出会ったのがこの絵本でした。
通して読んでみたところ一瞬にして心を掴まれ、即決で購入しました。
そんな出会いをしたこの絵本を読んでみた感想を紹介していきます。
1歳半の娘にちょうど良いボリューム
対象年齢は3才〜とのことですが、文字数が少なめなので1歳半の娘でも飽きることなく楽しめます。
ページをめくるたびに色んな遊びを楽しむクマの親子が描かれており、自分たち親子に置き換えてお話できるのも楽しみの一つです。
文字が読めなくても絵を見てどんな遊びをしているかが分かってきた娘にとっては、ちょうど良い絵本だと感じています。
かわいくてほっこりするイラスト
かわいくてほっこりとした気持ちになるのは文章だけでなくイラストからも感じます。
全体を見ると落ち着いた雰囲気で美しいイラストで描かれていますが、親グマが子グマを見る優しい目などの繊細に描かれている点も印象的。
文字を読まなくてもパッとイラストを見ただけで心が温まるような絵本です。
娘も登場する動物のイラストを見ては指を差してニコニコ嬉しそうにしています。
日本語だけでなく英語も表記されている
元々はアメリカでベストセラーになった絵本ですが、日本語訳されたこの絵本も日本語の下に英語も一緒に書かれています。
ゆくゆくは英語の絵本として読み聞かせすることができそうですね。
親が子どもへの愛情を伝えられる物語
そしてこの本の大きな魅力だと思うポイントは、ほっこりを超えて、親の子に対する愛の深さを感じられるところです。
もちろん子どものことが大切で大好きという気持ちは常にありますが、どれだけあなたのことが大切で大好きかという気持ちが最後のページに溢れ出ているのです。
その日がどんなに大変な一日でも、その絵本を読み聞かせた後にはとてつもなく娘への愛が溢れて幸せな気持ちで満たされます。
親が子を思う気持ち、そして言葉だけでなく子を見る視線からも親の愛情を感じることができるんだろうなと感じました。
平凡で同じ毎日を繰り返す日々、でもそんな日々が本当はとても幸せなんだと感じさせてくれる絵本です。
まとめ:平凡な毎日こそが幸せだと教えてくれる絵本
今回は「だいすきだよ おつきさまにとどくほど」の絵本を紹介しました。
乳児期からさまざまな絵本を購入してきましたが、個人的には一番好きな絵本です。
毎日同じような日々を過ごしていても、一緒に同じ時を過ごせることが幸せなことなんだと感じさせてくれました。
この絵本に出会ったことで、心からだいすきだよと娘に伝えられるようになりました。
皆さんもぜひ、この絵本の読み聞かせを通じてお子さんへの気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
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